2007年3月– date –
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『嵐が丘』に呑み込まれた
『嵐が丘』E・ブロンテ(鴻巣友季子訳) ようやく読み終わった『嵐が丘』だが、私が本を征服した、というよりは、本に呑み込まれた感じ。 こんなにすごい小説だったんだ、と改めて思いました。 詳しくは訳者の解説がおもしろいのだが、その解説「『嵐が丘... -
『嵐が丘』を読んでいる
『嵐が丘』E・ブロンテ 今読んでいるのは新潮文庫の鴻巣友季子訳『嵐が丘』。 『現代小説のレッスン』で水村美苗の『本格小説』について評論されていて、ついでにそのもとネタである『嵐が丘』についても触れられていた、というのが読むきっかけ。 『現代... -
『ラカン 鏡像段階』を読んだ
『ラカン 鏡像段階』福原泰平 ラカンとりあえずの区切りをつけるべく取り組んでみた。 この本も昨年途中まで読んだ形跡があるが、挫折している。 しかし今回はさすがに三冊読んできているだけに、ある程度は分かりながらぎりぎり読み終わった。 特に『ラ... -
『ラカン』を読んだ
『ラカン』フィリップ・ヒル 一度書店でぱらぱらめくったんだけれども、つまらないイラストやらコラージュやらが貼り付けてあり、よくある哲学の入門書みたいなやつだと思い入手しなかった。 しかし『ラカンの精神分析』にほぼ挫折してしまい、『ラカンの・... -
『ラカンの精神分析』を読めなかった
『ラカンの精神分析』新宮一成 この間読んだ『生き延びるためのラカン』、そして『極太!!!思想家列伝』の流れから、ラカンについてある程度もう少し勉強したいと思い、この本を読んでみた。 というか、この本にチャレンジするのは通算三度目。 最初は数ペ... -
『現代小説のレッスン』で考えたことつづき。
『現代小説のレッスン』のつづき。 今まで考えてきたことは、どうして小説とそれ以外の散文(批評とか評論とか思想の本とか・・・)は書き分けられなければならないのだろうか、ということだった。 それはフィクションとノンフィクションの違いだ、という... -
『現代小説のレッスン』を読んだ
『現代小説のレッスン』石川忠司 この本はすでに出た当初(一年半くらい前?)に読んでいたはずだった。 だけどあまり記憶がない。 だいたい読み方が適当なんだけど、石川忠司自体をほとんど知らなかったので、大したことのないやつと勝手に決めつけてぱら... -
『あらゆる場所に花束が……』を読んだ
『あらゆる場所に花束が・・・・・・』中原昌也 中原昌也という人を知ったのはたぶん三島賞の受賞前後のことで、福田和也やらがすごいと言っていたのを見てぜったい読むもんか、とたぶん決めてしまったのでした。 支離滅裂、意味不明、というのがおそらく当時の... -
『極太!!思想家列伝』を読んだ
読んだ本 『極太!!思想家列伝』石川忠司 ちくま文庫 本を読みたくなる評論。 ぐいぐい来ました。 評論の対象となっていた中で私が知らない(読んだことがない)もので、読みたくなったのは ・ゴーゴリ『狂人日記』 ・井伏鱒二『へんろう宿』『掛持ち』『...
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