2007年7月– date –
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「株式会社という病」を読んだ
『株式会社という病』平川克美 書店でタイトルが気になり、ぺらぺらとめくったら、その文体に引き込まれてするっと買ってしまった本。 私は勤め人だが、最近、会社で働く、ということはいったいどういうことなんだろう、と何の役にも立たない、しかし原理... -
『読む人間』を読んで読む人間になりたくなった
『読む人間』大江健三郎 大江健三郎は私にとってもっとも思い入れのある作家だ。 ほとんど文学というものに触れていなかった私が「文学」を読んでやろうじゃないか、と思って手に取ったのがなぜか大江健三郎『ピンチランナー調書』だった。 どうしてこの本... -
『白川静さんに学ぶ漢字は楽しい』はおどろおどろしく楽しい
『白川静さんに学ぶ漢字は楽しい』小山鉄郎 これは、漢字が持つ体系的なつながりを明らかにして文化勲章を受けた漢字学の第一人者・白川静さんに、漢字の成り立ちや体系を楽しく教えてもらった本です。 毎回、白川静さんに直接取材して、漢字の成り立ち... -
「今日の芸術」は今日も有効だ
『今日の芸術』岡本太郎 岡本太郎といえば、私たちの世代では「芸術は爆発だ」と本人が叫ぶ(叫んではいないな、しかし話す、というのでもないし)テレビCMのイメージが刷り込まれており、したがってわけが分からないことが書いてあるという先入観があっ...
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