2010年11月– date –
-
『切りとれ、あの祈る手を 〈本〉と〈革命〉をめぐる五つの夜話』
佐々木中(河出書房新社) 興奮しながら読んでしまったので、いつもにましてうまく書けない。 これはすばらしい本。 とにかく読むしかない。 説明は要らない。 本や文学に興味があるのなら読んだほうが絶対に得だ。 読んだ者は明らかに変わる。もしくは狂... -
『芭蕉入門』
井本農一(講談社学術文庫) 先日読んだ『小林一茶』(宗左近 集英社新書)の中で、著者は芭蕉と蕪村のことをこの上なく尊敬している、と言い切っている。 恥ずかしいことに芭蕉も蕪村もいくつかの句を除いては、ほとんどのことを知らない。 とい... -
『小林一茶』
宗左近(集英社新書) 信州に出かける用事があり、何の本を持って行こうかと考えたら、信州は小林一茶のふるさとだということを知り、この本を持って行った。 俳句や短歌のことはほとんどわからない。ましてや一茶についてはいくつかの有名な句しか... -
『白痴』
ドストエフスキー 望月哲男訳(河出文庫) 高校生の時に読んだのだが、いつもどおりほとんど覚えていない。 ムイシュキン公爵(今回の訳では「ムィシキン」)が無垢な存在であるということと、興奮して読んだということの記憶だけがあった。 高校...
1