2017年3月– date –
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『読んでいない本について堂々と語る方法』で読むことを考えてみる
『読んでいない本について堂々と語る方法』 ピエール・バイヤール 筑摩書房 本を読むということはどういうことなのか 本を読んだ、というのはどういう状態なのか。 本を読みながらそんなことばかり考えている。 本がソフトウェアだとして、読書とはそれを... -
『可能なる革命』の可能性の中心
『可能なる革命』 大澤真幸 今さら革命なんて、と思う。 しかし、資本に身体もお金もデータも明け渡してしまっている現状でどこかで革命を夢見る気にもなる。 資本主義を乗り越える「革命」は可能か?というのが本書のテーマなのだが、実を言えば可能なの... -
『服従』に服従する
『服従』 ミシェル・ウエルベック 河出書房新社 【あらすじ(ネタバレ)】 ユイスマンスの研究者である「ぼく」はパリの大学で教授を務めている。 女子学生と寝ては別れている。 前回の2017年の大統領選挙で「いよいよ右傾化を強めていく国で左翼の大統領... -
「ウェブに夢見るバカ」を読むバカ
『ウェブに夢見るバカ』 ニコラス・G・カー タイトルに惹かれて手に取った本。 原題は『Utopia is Creepy』(「薄気味悪いユートピア」)だそうである。 内容は自らのブログの記事がほとんど。 アメリカ版小田嶋隆さんと言う感じか。 基本的にブロ...
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