2018年2月– date –
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『世界一の生産性バカが1年間、命がけで試してわかった25のこと』
クリス・ベイリー TAC出版 タイトルから想像するに、いわゆるライフハックのためにエキセントリックにいろんなツールを使ってみた!みたいな体験記か? しかし読んでみると、生産性を上げるためのノウハウがつまった、まっとうな本でした。 原題は... -
『江戸の思想史』
田尻祐一郎 中公新書 江戸の思想を学ぼうシリーズです。 この本から読み始めたかったのですが、入手が遅れてあとになりました。 タイトルどおり、江戸の思想の通史でコンパクトにまとまっており、流れがつかみやすい。 日本史で名前だけ習った人た... -
『生きる哲学』
若松英輔 文春新書 若松さんの本を人に伝えるのは難しい。 『イエス伝』もそうでしたが、わかりやすい答えを出してくれる本ではないからです。 [blogcard url="https://madao-betsuo.com/2018-02-23-132358/"] 読書というよりは、むしろていねいに作られ... -
『イエス伝』
若松英輔 中央公論新社 以前、「ヒストリーチャンネル」でイエスの生涯をドラマ仕立てにしたものを見ました。 かなりわかりやすくて、むかし読んだ聖書の復習になりました。 若松さんの「イエス伝」は、そういったストーリー重視のものではありません。... -
『山本七平の思想』
東谷暁 講談社現代新書 橋爪大三郎さんの『丸山眞男の憂鬱』という本を読んでみようと思いました。 [amazonjs asin="4062586622" locale="JP" title="丸山眞男の憂鬱 (講談社選書メチエ)"] 手に取ってみると丸山さんとともに、山本七平さんの『現... -
『みんなが書き手になる時代のあたらしい文章入門』
古賀史健 スマート新書 文章入門とか文章読本は好きでいろいろ読んできましたが、この本はきっと信用できるなあと思いました。 非常に明晰な文章なので。 文章を書く目的は思いを伝えることだけではなく、「他者のこころを動かし、考えを動かし、... -
『〈女帝〉の日本史』
原武史 昔は女性の天皇がいたのに、どうして現在は女性が天皇になれないのか。 疑問が解ければ、と思い、読んでみました。 書き出しはこうです。 日本における女性の政治参加は著しく遅れています。実際、世界各国の議会における女性議員の比率を... -
『新しい小説のために』
『新しい小説のために』佐々木敦 佐々木さんは、日本に「新しい小説」が現れていることに気づきました。それらの小説のどこが新しいのか、なぜ新しくある必要があるのか、ということを追究していきます。「新しい小説」の書き手は岡田利規、磯崎憲一郎、... -
『DEVILMAN crybaby』
伊集院光さんがラジオで大絶賛していたのをきっかけに見ました。 永井豪さんの原作は大人になってから読んで、おお、こういう話だったんだ、とびっくりしました。 伊集院さんが結局最終話まで連続して見た、と言っていたのですが、私もその罠に落ちました... -
『平田篤胤 交響する死者・生者・神々』
吉田麻子 平凡社新書 「本居宣長」に続いての江戸思想に入門してみましたシリーズ。 「平田篤胤」という名前は日本史で習ったきりです。 国粋的な思想家、と記憶しました。 本書によれば、篤胤は霊感の強い人だったようです。 一方で、篤胤の中に...
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