2018年– date –
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『悟らなくったって、いいじゃないか 普通の人のための仏教・瞑想入門』
プラユキ・ナラテボー、魚川祐司 幻冬舎新書 『仏教思想のゼロポイント』を踏まえての対談です。 [blogcard url="https://madao-betsuo.com/2018-03-14-200623/"] プラユキ・ナラテボーさんは埼玉県生まれで、現在タイ・スカトー寺の副住職。 上智... -
『すべての仕事を3分で終わらせる――外資系リーゼントマネジャーの仕事圧縮術』
岡田兵吾 ダイヤモンド社 著者の岡田さんは現在マイクロソフトシンガポール シニアマネジャーとして日本・韓国・オーストラリア・ニュージーランドの4カ国のライセンス監査業務の責任者を務めています。 大学卒業後、アクセンチュア(日本、アメリカ)、... -
『血を売る男』
余華 飯塚容訳 河出書房新社 第二次世界大戦後の中国。 「許三観(シユイ・サンクアン)は町の製紙工場の繭運搬係だ」。 許三観は血を売ったお金で、油条(細長い揚げパン)美人と呼ばれている許玉蘭にごちそうして結婚にこぎつける。 二人は三人... -
『なぜ私たちは生きているのか シュタイナー人智学とキリスト教神学の対話』
佐藤優 高橋巌 平凡社新書 日本のシュタイナー研究の第一人者である高橋巌さんと神学の研究者でもある佐藤優さんの対談。 しれっと「シュタイナー研究の」と書いては見たものの、シュタイナーについてまったく予備知識がありません。 シュタイナー人... -
『仏教思想のゼロポイント 「悟り」とは何か』
魚川祐司 新潮社 『だから仏教は面白い』で基本的な考え方を押さえておくと、スムーズに読むことができます。 [blogcard url="https://madao-betsuo.com/2018-03-07-192211/"] ゴータマ・ブッダの教えは「異性とは目も合わせないニートになれ」という「非... -
『モナドの領域』
筒井康隆 新潮社 ある美術大学の近くで切り取られた女性の腕が見つかる。 その美大の近くのパン屋では、美大生のアルバイトが作った女性の腕を模したバケットが評判となる。 美大の結野教授はある日を境に、突然眼を「ふらふら」させながら初めて... -
『霊性の哲学』
若松英輔 角川選書 この本で章を立てて論じられるのは山崎弁栄(べんねい)、鈴木大拙、柳宗悦、吉満義彦、井筒俊彦、谺雄二です。 名前を知っていたのは鈴木、柳、井筒くらいですが、著書はきちんと読んだことはありません。 他にもたくさんの名前が登... -
『ゆるす 読むだけで心が晴れる仏教法話』
ウ・ジョーティカ 魚川祐司訳 新潮社 仏教を学ぶシリーズ。 世の中は「マインドフルネス」がはやっているようです。 というか、「マインドフルネス」ってなに。 『世界一の生産性バカが1年間、命がけで試してわかった25のこと』でもマインドフル... -
『ダンシング・ヴァニティ』
筒井康隆 新潮社 主人公の「おれ」は美術評論家の男です。 小説はこのように始まります。 「ねえ。誰かが家の前で喧嘩してるよ」浴衣姿の妹がおれの書斎に入ってきて言った。 書斎は裏庭に面しているので、前の通りの物音はほとんど聞こえない。そ... -
『池澤夏樹、文学全集を編む』
河出書房新社 池澤夏樹さんが編集に携わった河出書房新社の『世界文学全集』と『日本文学全集』は、『源氏物語』の中巻、下巻の刊行をもって完結します。 この本は、その全集発行の裏話や、関係した作家、翻訳者の方々のエッセイ、対談、講演などが...