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『3日もあれば海外旅行』

吉田友和 光文社新書

 

旅にあこがれます。

そのいっぽうで、ひどくものぐさなので実際に出かけるのが面倒でもあります。

折衷案として、旅の本を読んで紛らわすことになります。

 

吉田さんは、外国のように長期間の休暇が取れないなら短期間でも旅に出ようよ、といいます。

旅行会社を通さず個人でどうやって航空券を取るか、というノウハウを中心に個人旅行の計画の方法を教えてくれます。

旅行指南系の本では、昔からツアーではなく個人旅行の方がずっといい、書いてありました。

しかし旅慣れぬ者には個人旅行のプランニングはなかなか難しいもので、結局ツアーに頼ることになります。

吉田さんは、「インターネットの普及により、旅行手配に関しては素人とプロの垣根は取り払われた印象も受ける」といいます。

 

そういえば私が前回海外に出たのは、2006年、仕事で滞在していた友人を頼って出かけたドイツ。

航空券はHISで取りましたが、ドイツ国内の鉄道の周遊券とかホテルとかはインターネットで取りました。

いまから思うとあんなめんどくさいことをよくやったなあ、と思います。

それでも前世紀から比べれば、ずいぶん楽になったものでした。

 

LCCの参入などで価格も低下しています。

少しだけがんばれば、2日休んで3泊4日でベトナム、なんてこともかんたんなんですね。

具体的なプランも載っていて、実現できることにおどろきました。

2013年の本なので、モバイルバッテリーの話などは当然古くなっていますが、海外へ行くきっかけになりそうなおもしろい本です。

元気になったら計画してみようかな。

実践より、計画が好きなので。

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