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『すべての仕事は10分で終わる マルチタスクでも仕事がたまらない究極の方法』

森川亮 SBクリエイティヴ

森川さんは日本テレビ、ソニーで勤め人をされたあと、LINEの経営に携わり、現在は女性向け動画メディアを運営するCChannelの代表取締役社長となった方です。
ほぼ同世代の私としては、これだけ差がついてしまったことにため息しか出ません。
しかしそれもあたりまえの話で、仕事に対する向き合い方が違います。
「世の中は当然「できるだけ仕事をしたくない人」がマジョリティ」なので、そういう人たちから「逃げ」て、自分の仕事の速度を上げなくてはいけない、といいます。
どちらかといえばマジョリティ側の人間として、とても耳が痛いです。
だけど、集中的にやって、早く帰りたいという私にも有効な考え方かもしれません。

仕事とは「アウトプットを出すこと」という森川さんは、日本企業で見られるムダな仕事のトップ3は「会議」「ドキュメント作り」「決裁」だといいます。
そうだそうだ!
私は休む前に、無意味(としか思えない)な会議の事務局ばかりやらされて、疲弊したことを思い出しました。
会議は10分、ワンテーマで終わらせ、結論を必ず出すこと、と森川さんは言います。
こういう考え方の上司が増えてくれればいいのですが。

タイトルの「10分で終わる」仕事の方法は、仕事(ジョブ)を分解して、タスク(作業)に落とし込み、それをさらに10分間ごとに区切る、というものです。
10分間に区切ることで飽きることから逃れられるし、マルチタスク(例えば重要ではない会議中などに片付けてしまう)も可能になる、といいます。

最近「ポモドーロ・テクニック」を導入して、本を読んだり書いたりしていました。

「25分作業し5分休む」サイクルを繰り返すのですが、25分でも私には長い。
飽き性過ぎるなあ、と悲嘆していたのですが、10分ならできるかもしれません。

 単に「やるかやらないか」の世界なので、私たちが毎朝、顔を洗ったり歯を磨いたりするときと同じようなノリでササッと終わらせることができるはずです。

他にもTODOリストの作り方、手帳でのマネジメントの方法など、最前線のビジネスマンのタスク処理が学べます。
特に、スケジューリングよりもむしろその見直しが重要なことがよくわかりました。
やる気が出てくる一冊です。

ところで、よく似たタイトルの本を読んだ気がする、と思って調べたら『すべての仕事を3分で終わらせる』でした。

[blogcard url=”https://madao-betsuo.com/2018-03-17-220204/”]

「すべての仕事」を短時間で終わらせたい、という強迫観念が私にはあるようです。
仕事もないのに。

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