QUEENに出会ったのはラジオで洋楽を聴き始めた中学生の頃。
「ボヘミアン・ラプソディ」についてはそれまで聴いていた音楽とは全く違っていたのでよくわからなかったけど、好きでした。
QUEENの曲はおしなべてコーラスが好きでした。
オフコースよりもパワフルなコーラスがかっこいい。
私はブライアン・メイが好きでした。
何と言ってもその頃音楽雑誌で読んだブライアン・メイのギターのエピソードにやられてしまいました。
10代の頃、自分のギターを暖炉の薪から作ったという「レッドスペシャル」。
https://ja.wikipedia.org/wiki/レッド・スペシャル
自分でギター作りたい!と思ったものです。
一方フレディ・マーキュリーについては歌はうまいと思ってはいたものの、その風貌が苦手でした。
この映画はそのフレディ・マーキュリーの伝記映画です。
フレディがいかに天才であったかを描きます。
天才がゆえの孤独。
ゲイもしくはバイセクシャルな部分が孤独であることを強調します。
その孤独から逃げるように、酒やドラッグやセックスに溺れてしまう。
そして悪い取り巻きに騙され、バンドから独立しようとします。
その後真実を知り回心し、再び「家族」としてのバンドに戻ってくる。
しかしすでに、当時は不治の病であったエイズに侵されていた……
天才がゆえの闇との戦い、そして最終的に仲間のもとに迎えられて、いう筋はよくある気がしますね(例が思いつきませんが)。
しかしQUEENの音楽が散りばめられているために、よくある話もすてきに見えてしまう。
しかも曲については、なかなかフルで聴かせないという焦らしテク。
最後の「ライブ・エイド」の場面は待ってましたのフル演奏なので、つい感情を揺さぶられるのでした。
フレディの葬儀がゾロアスター教によるものだったとは知りませんでした。
あと、猫がかわいいです。
映画の後はヘッドフォンのボリュームを少しあげながら、Apple Music「ボヘミアンラプソディ オリジナルサウンドトラック」を聴いて帰りました。