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『世界一の生産性バカが1年間、命がけで試してわかった25のこと』
クリス・ベイリー TAC出版 タイトルから想像するに、いわゆるライフハックのためにエキセントリックにいろんなツールを使ってみた!みたいな体験記か? しかし読んでみると、生産性を上げるためのノウハウがつまった、まっとうな本でした。 原題は... -
『江戸の思想史』
田尻祐一郎 中公新書 江戸の思想を学ぼうシリーズです。 この本から読み始めたかったのですが、入手が遅れてあとになりました。 タイトルどおり、江戸の思想の通史でコンパクトにまとまっており、流れがつかみやすい。 日本史で名前だけ習った人た... -
『生きる哲学』
若松英輔 文春新書 若松さんの本を人に伝えるのは難しい。 『イエス伝』もそうでしたが、わかりやすい答えを出してくれる本ではないからです。 [blogcard url="https://madao-betsuo.com/2018-02-23-132358/"] 読書というよりは、むしろていねいに作られ... -
『イエス伝』
若松英輔 中央公論新社 以前、「ヒストリーチャンネル」でイエスの生涯をドラマ仕立てにしたものを見ました。 かなりわかりやすくて、むかし読んだ聖書の復習になりました。 若松さんの「イエス伝」は、そういったストーリー重視のものではありません。... -
『山本七平の思想』
東谷暁 講談社現代新書 橋爪大三郎さんの『丸山眞男の憂鬱』という本を読んでみようと思いました。 [amazonjs asin="4062586622" locale="JP" title="丸山眞男の憂鬱 (講談社選書メチエ)"] 手に取ってみると丸山さんとともに、山本七平さんの『現... -
『みんなが書き手になる時代のあたらしい文章入門』
古賀史健 スマート新書 文章入門とか文章読本は好きでいろいろ読んできましたが、この本はきっと信用できるなあと思いました。 非常に明晰な文章なので。 文章を書く目的は思いを伝えることだけではなく、「他者のこころを動かし、考えを動かし、... -
『〈女帝〉の日本史』
原武史 昔は女性の天皇がいたのに、どうして現在は女性が天皇になれないのか。 疑問が解ければ、と思い、読んでみました。 書き出しはこうです。 日本における女性の政治参加は著しく遅れています。実際、世界各国の議会における女性議員の比率を... -
『新しい小説のために』
『新しい小説のために』佐々木敦 佐々木さんは、日本に「新しい小説」が現れていることに気づきました。それらの小説のどこが新しいのか、なぜ新しくある必要があるのか、ということを追究していきます。「新しい小説」の書き手は岡田利規、磯崎憲一郎、... -
『平田篤胤 交響する死者・生者・神々』
吉田麻子 平凡社新書 「本居宣長」に続いての江戸思想に入門してみましたシリーズ。 「平田篤胤」という名前は日本史で習ったきりです。 国粋的な思想家、と記憶しました。 本書によれば、篤胤は霊感の強い人だったようです。 一方で、篤胤の中に... -
『文章読本X』
小谷野敦 中央公論新社 文章がうまくなりたい私は「文章読本」系の本に弱くて、つい手を出してしまいます。 小谷野さんの『バカのための読書術』に影響を受けて、歴史の勉強のため司馬遼太郎などの歴史小説を読み始めたりしたものです。 この本の「はじめ...