madaobetsuo– Author –
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『ワールズ・エンド 酔っ払いが世界を救う』
ものすごく久しぶりに映画を見ました。以前MXテレビで高橋ヨシキさんが絶賛していた『ワールズ・エンド 酔っ払いが世界を救う』。 あらすじを書くのが苦手なのでamazonから引用します。 【ストーリー】 1晩に5人で12軒のハシゴ酒! その時、地球はとんでも... -
『さらば、我が愛 覇王別妃』
チェン・カイコー監督 三時間近い映画だが 短いエピソードが時系列で積み重ねられていくのでリズムがあって引き込まれる。 芸術と歴史と愛。 そのうちの最大のテーマである芸術=京劇は伝統といい、女形がある点といい、まるで日本の歌舞伎のよう... -
『勝手にしやがれ』
監督 ジャン=リュック・ゴダール まったく勝手である。 ひたすら動き続ける主人公のミシェル(ジャン=ポール・ベルモンド)。 どう考えても怪しい男なのに惹かれてついて行くパトリシア(ジーン・セバーグ)。 『軽蔑』と同じように、狭い部屋での二人の... -
『軽蔑』
監督 ジャン=リュック・ゴダール ゴダールの映画は『気狂いピエロ』くらいしか見ていない。 大昔に見たけどよくわからなかったような記憶しかない。 『軽蔑』も難しいんだろうな、と思ったが、意外とわかりやすい。 映画内映画の『オデュッセイア... -
『ミラーズ・クロッシング』
コーエン兄弟制作 禁酒法時代のある街のマフィアの抗争の映画。 と言ってもそんなに重厚な映画ではない。 二人のマフィアの親分の権力争いを戯画的に描いていて、その中で切れ者の主人公が渡り合いながら生きていくという話。 主人公のトムは頭が切... -
『キサラギ』
佐藤祐市監督 舞台はビルの一室、登場人物は基本的に5人のみ。まるで舞台の設定のような映画だが、それにもかかわらず時間と空間の広がりがある面白い映画。 一年前に自殺したアイドルの一周忌に集まったファン5人がアイドルについて語り出すが、そ... -
『バートン・フィンク』
コーエン兄弟 監督 コーエン兄弟の映画は2作しか見ていないけれど、村上春樹の小説と兄弟みたいなものかもしれない。 死、性、暴力、謎、比喩、そして物語が散りばめられている。 分からなくてもいい。 物語として受け止め切れれば。 いろいろ分析するの... -
『ノーカントリー』
監督 ジョエル&イーサン・コーエン 原題は「No country for Old men」 人がばたばた殺されていく、ひどく美しい映画。 どうしてこれほどに惹きつけられるのか。 ターミネーターみたいな殺し屋シガーがかっこいい。 頭がよすぎて誰もついて来られない。 ... -
『ひまわり』
ヴィットリオ・デ・シーカ監督 学生の頃に見たが、ヘンリー・マンシーニの音楽と、戦争による悲劇、というキャッチフレーズ的な記憶しかなかった。 改めて見てみると、映画のテンポの良さに驚く。 だらだらと悲しい悲しいと言っている映画ではなく... -
『夜の大捜査線』
ノーマン・ジュイソン監督 音楽がかっこいい、と思ったら、主題歌はレイ・チャールズで、音楽はクインシー・ジョーンズだった。 シドニー・ポワチエ演じる敏腕刑事がかっこいい。 よそから来た敏腕刑事と、元々いる署長が反発し合いながら、いつの間にか心...