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『バックパッキング登山入門』

四角大輔 枻出版社

 

そもそも、カバンの中身的なものが好きで好きでたまらない。

過去にも自分で貧弱なカバンの中身を見せたことがあります。

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(写真がブログの引っ越しで消えてしまっています)

また、こういう記事を参考にさせていただいて、先日の苗場山のパッキングの参考にさせていただきました。

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四角大輔さんは雑誌「Mac Fan」で「Mobile Bohemian 旅するように暮らし、遊び、働く」というコラムを連載されていて愛読している。

そこに出てきたサコッシュにひかれて、結局自分でも手に入れることになりました。

そんな四角さんが登山のギアやウエアについての本を出したので、さっそく読みました。

四角さんはもともとレコード会社のプロデューサー。

現在は「ニュージーランドの湖畔で半自給自足の森の生活を営み」、「世界中で移動生活を送」っています。

本書は6章に分かれています。

「考え方のノウハウ」「準備のノウハウ」「道具のノウハウ」「ウエアのノウハウ」「登山中のノウハウ」「体メンテのノウハウ」。

全61のメソッドが豊富な写真とともに語られています。

四角さんの登山のスタイルの特徴は、スタイリングにこだわっていること。

お気に入りのスタイリングで山を歩いていると、常に気分が上がり、厳しい登りでも元気よく次の一歩を踏み出せる。

「山ガール」というとなんとなくヴェテランの方は揶揄しているような気がしますが、機能的ですてきな服がいちばんいいに決まっています。

着ている人も、見ている人も気分が上がれば楽しいですね。

「なるべく軽いほうがいい」という考え方もおもしろいです。

歯ブラシをコンパクトにするために柄をカットしたりして追求していく姿勢。

エキセントリックに見えるかもしれませんが、こういうのが楽しくなる気持ちは分かるなあ。

道具好きとして。

そして「山でもガジェットを偏愛する」。

(前略)人間の生んだテクノロジーには、「人間の能力を拡張する/よりよい人生をデザインする」ために存在するというのがぼくの持論。デバイスとネットを使い倒す本質は、そこにある。[amazonjs asin=”4777951375″ locale=”JP” title=”バックパッキング登山入門”]

名言です。

私のようなガジェット好きとしては、その理論を与えられたようです。

四角さんは、山でもそのスキルを活用します。

山でまでスマホなんて、と眉をひそめる方もいるのかもしれないのですが、GPSを使った地図をはじめとしてこれを使わない手はありません。

軽量モバイルバッテリーにまで踏み込んで解説しています。

テントやシューズ、行動食から身体のケアまで、具体的な製品や方法が挙げられていてとても分かりやすい。

ウエアとして上はTシャツ+アームバンド、下はサーフショーツを使っているというのがものすごく参考になりました。

今後も何回も読み返せる楽しい本。

次の登山に生かしていきたいですね。

次があれば。

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