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『疾風怒濤精神分析入門──ジャック・ラカン的生き方のススメ』
片岡一竹 誠信書房 死ぬまでに読めないだろうと思う本の話をしたことがありました。 [blogcard url="https://madao-betsuo.com/ulysseseditor/"] そこに書き忘れたのがジャック・ラカンの『エクリ』です。 その翻訳は原書より難解だといわれているらしい... -
『シュタイナー哲学入門 もう一つの近代思想史』
高橋巌 岩波現代文庫 シュタイナー哲学についてほとんど知らないまま『なぜ私たちは生きているのか』という本を読みました。 [blogcard url="https://madao-betsuo.com/2018-03-15-223528/"] それでも十分楽しめましたが、シュタイナー哲学を少し勉強した... -
『井筒俊彦 叡智の哲学』
若松英輔 慶應義塾大学出版会 井筒俊彦さんの訳した岩波文庫の『コーラン』を持っています。 ただ、全く読めず本棚に置いてあるのですが。 [amazonjs asin="4003381319" locale="JP" title="コーラン 上 (岩波文庫 青 813-1)"] 私にとっては井筒さんはイ... -
『江戸の思想史』
田尻祐一郎 中公新書 江戸の思想を学ぼうシリーズです。 この本から読み始めたかったのですが、入手が遅れてあとになりました。 タイトルどおり、江戸の思想の通史でコンパクトにまとまっており、流れがつかみやすい。 日本史で名前だけ習った人た... -
『生きる哲学』
若松英輔 文春新書 若松さんの本を人に伝えるのは難しい。 『イエス伝』もそうでしたが、わかりやすい答えを出してくれる本ではないからです。 [blogcard url="https://madao-betsuo.com/2018-02-23-132358/"] 読書というよりは、むしろていねいに作られ... -
『山本七平の思想』
東谷暁 講談社現代新書 橋爪大三郎さんの『丸山眞男の憂鬱』という本を読んでみようと思いました。 [amazonjs asin="4062586622" locale="JP" title="丸山眞男の憂鬱 (講談社選書メチエ)"] 手に取ってみると丸山さんとともに、山本七平さんの『現... -
『平田篤胤 交響する死者・生者・神々』
吉田麻子 平凡社新書 「本居宣長」に続いての江戸思想に入門してみましたシリーズ。 「平田篤胤」という名前は日本史で習ったきりです。 国粋的な思想家、と記憶しました。 本書によれば、篤胤は霊感の強い人だったようです。 一方で、篤胤の中に... -
『本居宣長 文学と思想の巨人』
田中康二 中公新書 本居宣長の入門書として『本居宣長とは誰か』を読んだのですが、もう一冊読みました。 [blogcard url="https://madao-betsuo.com/2018-02-09-215828/"] 結果的にはバランスのいい選択でした。 『本居宣長とは誰か』がどちらかというと... -
『本居宣長とは誰か』
『本居宣長とは誰か』子安宣邦 平凡社新書 江戸時代の日本の思想家について名前しか知らないから、少し勉強してみようと思いました。 橋本治さんが『小林秀雄の恵み』で小林秀雄の『本居宣長』を通しながら、例によってああでもないこうでもないと... -
『読んでいない本について堂々と語る方法』で読むことを考えてみる
『読んでいない本について堂々と語る方法』 ピエール・バイヤール 筑摩書房 本を読むということはどういうことなのか 本を読んだ、というのはどういう状態なのか。 本を読みながらそんなことばかり考えている。 本がソフトウェアだとして、読書とはそれを...