ここのところ、火山学者の鎌田浩毅さんの本を読んでいます。
『理科系の読書術』『ラクして成果が上がる理系的仕事術』いずれもおもしろい。
この中で鎌田さんが奨めるのは「クロスレファレンス」のシステムです。
例えば、10ページにある用語Aと35ページにある用語Bとが、互いに関連しているとする。この場合、Aのあとにカッコ書きで(35ページB)と書きこむ。それと同時に、35ページにあるBのあとにもカッコ書きで(10ページA)と記入する。
こうしておけば、A(p10)を開くと、いっしょにB(p35)の存在も目に入るというわけだ。Aを引いてもBを引いても、お互いがすぐに見つかるのがクロスレファレンスのシステムなのである。
(『ラクして成果が上がる理系的仕事術』)
いま新しい仕事がなかなか覚えられず、すっかり溺れかけています。
分厚いマニュアルをとりあえず頭に入れなくてはなりません。
しかし寄る年波で記憶力などほぼなし。
途方に暮れていたのですが、クロスレファレンスシステムでなんとかたたき込めないかと思っています。
漫然と読んでいたのでは無理。
手を動かしながら読めば活路が開けるかな、と期待しています。