Tak.
アウトライナー「フリーク」とまではいかないけれど、アウトライナー「ファン」としてTak.さんの本は『アウトライン・プロセッシング入門』『アウトライナー実践入門』と読みすすめてきました。
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さらにいえば、彩郎さんの『クラウド時代の思考ツール workflowy入門』も。
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この本はおもしろい構成になっています。
アウトライナー(使っているのは「workflowy」)でどのように日常生活を組み立てるようになったのか、その原初から歴史を再現してくれます。
現在このように使っている、ということをいきなり提示しない。
したがって、展開は物語のように行きつ、戻りつします。
アウトライナーを使ってトップダウン志向とボトムアップ思考を意識的に行き来することを、本書では〈シェイク〉と呼びます。
〈シェイク〉はTak.さんの本ではおなじみの概念ですが、アウトライナーならではの考え方です。
巨視的と微視的の二つの視点を行ったり来たりする。
その運動によって細部が全体を変化させ、全体が細部を修正する。
〈シェイク〉がこの本を作り、この本の成り立ち自体がアウトライナーの原理を体現しています。
Tak.さんは、「福岡出張」というタスク管理のためににアウトライナーを使ってみた、という導入から数々の〈シェイク〉を経て、「CLEAR」というタイトルのアウトラインにまで到達します。
これは「生活」と「人生」という2つの「ライフ」を関係づけ、クリアにするためのアウトラインなのです。
個々のタスクという細部と、人生の目標という大きな視点が関連しあいながら、アウトラインが変化していくさまはまさに物語を読むようで、おもしろい。
それは人それぞれが、違うアウトラインを育てていくことを示唆しています。
それにしても、Tak.さんは生活の中心にアウトライナーを置いて生きている、まさに「アウトライナーフリーク」ですね。
さて、影響を受けやすい私が、影響を受けないわけがありません。
とりあえず日記を「DayOne」で続ける、といった舌の根も乾かないうちに、「Dynalist」で日記を書くことにしています。
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「DayOne」は写真日記や日々のメモとして、メインの日記は「Dynalist」で書く。
問題のタスク管理をどうするか。
Tak.さんがこうおっしゃっています。
私がタスク管理アプリをうまく使いこなせなかったのは、おそらく定期的なレビューが大の苦手だったからなのです。
私がさまざまなタスク管理アプリを渡り歩いて、きちんと使いこなせない理由がまさにこれ。
定期的にメンテナンスをしないと、タスク管理アプリは期限切れのタスクで埋め尽くされてしまい、見るのもいやになってしまいます。
普段の操作の中で自然にレビューが行われるという点で、私にとってアウトライナーは「楽」なのです。
なるほど。
タスク管理をアウトライナーだけで完結させられるか、試したくなってきました。
佐々木正悟さんもこのようなやり方をやっているということなので。
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