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『新しい小説のために』
『新しい小説のために』佐々木敦 佐々木さんは、日本に「新しい小説」が現れていることに気づきました。それらの小説のどこが新しいのか、なぜ新しくある必要があるのか、ということを追究していきます。「新しい小説」の書き手は岡田利規、磯崎憲一郎、... -
『DEVILMAN crybaby』
伊集院光さんがラジオで大絶賛していたのをきっかけに見ました。 永井豪さんの原作は大人になってから読んで、おお、こういう話だったんだ、とびっくりしました。 伊集院さんが結局最終話まで連続して見た、と言っていたのですが、私もその罠に落ちました... -
『平田篤胤 交響する死者・生者・神々』
吉田麻子 平凡社新書 「本居宣長」に続いての江戸思想に入門してみましたシリーズ。 「平田篤胤」という名前は日本史で習ったきりです。 国粋的な思想家、と記憶しました。 本書によれば、篤胤は霊感の強い人だったようです。 一方で、篤胤の中に... -
『文章読本X』
小谷野敦 中央公論新社 文章がうまくなりたい私は「文章読本」系の本に弱くて、つい手を出してしまいます。 小谷野さんの『バカのための読書術』に影響を受けて、歴史の勉強のため司馬遼太郎などの歴史小説を読み始めたりしたものです。 この本の「はじめ... -
『本居宣長 文学と思想の巨人』
田中康二 中公新書 本居宣長の入門書として『本居宣長とは誰か』を読んだのですが、もう一冊読みました。 [blogcard url="https://madao-betsuo.com/2018-02-09-215828/"] 結果的にはバランスのいい選択でした。 『本居宣長とは誰か』がどちらかというと... -
『本居宣長とは誰か』
『本居宣長とは誰か』子安宣邦 平凡社新書 江戸時代の日本の思想家について名前しか知らないから、少し勉強してみようと思いました。 橋本治さんが『小林秀雄の恵み』で小林秀雄の『本居宣長』を通しながら、例によってああでもないこうでもないと... -
『筒井康隆入門』
佐々木敦 星海社新書 筒井康隆の小説は前世紀まではある程度追ってきたつもりでしたが、今世紀に入ってからはなかなか読まないできてしまっていました。 通常の入門書は、伝記的部分が多かったりするものですが、この本ではそういう部分は完全に端折り、... -
『正しい本の読み方』
橋爪大三郎 講談社現代新書 ハウツー本が自分で思っているよりも好きなのです。 特に本についてのハウツー本は大好物。 あの橋爪大三郎さんが書いたこんなストレートなタイトルなので思わず買ってしまいました。 口述筆記のような文体で、さらさら... -
『パッセンジャー』わたしを起こさないで
監督 モルテン・テルドゥム (あらすじ) 120年かけて地球から新しい星に向かう宇宙船。クルーと乗客は人工冬眠しており、到着4ヶ月前に目覚めるはずだった。 しかし隕石との衝突のショックでジムだけが冬眠から目覚めてしまう。 冬眠に戻ることも... -
完璧すぎる『キングコング』
『キングコング 髑髏島の巨神』 監督 ジョーダン・ヴォート=ロバーツ (あらすじ) 太平洋戦争中、南太平洋で墜落したアメリカ兵と日本兵が殺し合いをしていた。 そこに現れた巨大な動物。 時は下り、ベトナム戦争末期、アメリカの人工衛星が謎...