上阪徹 方丈社
上阪さんはブックライター。
以前は「ゴーストライター」と呼ばれていた、著者に代わって文章を書く仕事をされています。
上阪さんの本は何冊か読みました。
文章術や仕事術の本としては内容も優れていたし、何より文章がわかりやすいのでお気に入りの著者です。
私自身がこのところ時間をどう扱うか行き詰まっていたこともあり、手に取りました。
大きな仕事をまず小分けにすることが重要だ、と上阪さんは言います。
おそらくどんな仕事も、こんなふうに仕事を「小分け」にしていくことができるはずです。例えば、上司に提出する市場動向についての資料なら、「情報収集」「構成」「パワポの仕上げ」。それぞれ、どのくらい時間がかかるのかを想定し、プロセスに分解していく。そして、一気にやってしまうのではなく、数日に「小分け」してやっていくのです。
そしてそれぞれの段取りについて必要な時間を見積もり、基本1時間ごとの時間割にはめ込んでいくのです。
私も一時期、似たようなことをしていたことがありました。
仕事内容が変わって自分で段取りを積極的にしていかなくてはならないので、今こそ必要な手法かもしれません。
「Agenda」とカレンダーを使って、またやってみようと思います。
「時間術」というタイトルの本ですが、それだけではなく文章の書き方、フリーランスとしての生き方についてなどについても書かれています。
私はフリーランスにはあこがれますが、結局会社をあてにしています。
このまま定年まで働くことにはなりそうですが、それでもこの本にあるようにフリーランスの生き方を選択肢に少しだけ入れて生きていくのは許してもらいたいです。
上阪さんは2018年に突然心臓発作に襲われ、救急車で搬送されたそうです。
それ以来、誰にも明日は保証されていない、どんな若者でも突然死んでしまうかもしれないと思うようになった。
だから時間が大事なのだ、と上阪さんは言います。
私は、溶けるほどだらだらと生きているので、そんなことをいわれると耳が痛い。
だけど、少しはきちんと生きていくふりをしましょう。
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